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思春期外来
当クリニックの特徴
当クリニックでは、思春期の症状でお悩みの方とそのご家族をサポートします。医師、助産師、看護師、保健師、思春期保健相談士が在籍し、西洋医学・東洋医学・心理面から総合的にアプローチします。
一人ひとりの生活背景や症状に合わせた丁寧な問診と、採血検査・超音波検査・子宮頸がんワクチン・カウンセリング・鍼灸マッサージなどを通して、思春期の変化を肯定的に受け入れ、健康的な生活をサポートします。
01. 月経異常など
月経の異常
思春期には原因不明の月経痛(機能性月経困難症)やPMS症状が現れることがあります。日常生活に支障をきたす場合は早めにご相談ください。
月経不順・月経移動
月経周期が安定しない、または受験・部活動の大会・修学旅行などの重要なイベントに合わせて月経のタイミングを調整したい方のための専門相談を行っています。ホルモン調整による安全な月経管理について、詳しくご説明します。
早発思春期・遅発思春期
- 原発性無月経:18歳になっても生理が来ない状態。
高校入学時点で生理がない場合はご相談ください。
- 続発性無月経:一度でも生理があった後、3ヶ月以上生理がない状態
思春期女子の無月経
- 原発性無月経:18歳になっても生理が来ない状態。高校入学時点で生理がない場合はご相談ください。
- 続発性無月経:一度でも生理があった後、3ヶ月以上生理がない状態。
- 主な原因:ホルモンバランスの乱れ、卵巣機能障害、ストレス、極端な体重変化など。
- 治療法:原因に応じたホルモン療法、生活習慣改善など。
02. 子宮頸がん予防
子宮頸がんは若い女性にも発症する可能性があるがんです。HPV(ヒトパピローマウイルス)感染が主な原因ですが、予防接種により効果的に予防できます。思春期から若年成人女性に推奨される予防接種について、正確な情報提供と接種サービスを行っています。
ワクチンの公費負担対象は、小学校6年生から高校1年生の女子です。
ワクチン接種のタイミングで、お子様の年齢や交際状況に応じた性教育についても、助産師が個別にお伝えします。お母さんが直接伝えたい時のサポートも行っています。
- *1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5ヶ月以上あけます。5ヶ月未満である場合は、3回目の接種が必要です。
- *2*3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2ヶ月後と6ヶ月後にできない場合、2回目は1回目から1ヶ月以上、3回目は2回目から3ヶ月以上あけます。
03. 思春期とこころ
思春期は心身の成長バランスが取れず、不安定になりやすい時期です。当クリニックでは以下のような悩みにも対応しています。
- 学校や友人関係の悩み
- 身体症状(だるさ、疲れなど)
- 対人関係の不安
- 月経が来ない(スポーツやこころの悩みなど)
- 親子関係
04. 思春期と漢方内科
ホルモンバランスの変化による様々な症状に対応します。月経痛、月経不順、肌荒れ、イライラ、不安感など思春期特有の心身の不調に対して、一人ひとりの体質に合わせた漢方薬で穏やかにサポートします。
思春期のお子様でも内服できり漢方薬がありますので、症状に合わせて対応します。
対応症状
- 寝付きが悪い
- 朝起きれない
- 貧血
- PMS(月経前症候群)
- 起立性調節障害
- 自律神経症状(思春期のお子様の場合は症状がわからない場合も多々あります。まずはご相談ください)
治療オプション
- 思春期でも飲める漢方を提供いたします(ご相談によってピルの内服も可能)
- 鍼灸マッサージによる施術:30分 ¥3,300/60分 ¥6,600(税込)
- 鍼が苦手な方にはマイクロカレントや高周波温熱療法も提供しております
05. プレコンセプションケア
(思春期コースのご案内)
思春期の女の子が初めての月経や体の変化を前向きに迎えられるよう、優しくサポートするコースです。将来の健康習慣の基礎を作りながら、安心できる環境で診察を行います。痛みを伴う検査はありませんのでご安心ください。
プレコンセプション相談ページ「思春期コース」をご参照ください。
06. よくある質問
受診について
- 何歳から受診できますか?
- 生理が始まっているお子様であれば、何歳でも受診可能です。特に症状がなくても、初めての生理について相談したい場合も歓迎です。
- 親子での受診は可能ですか?
- 診察室に一緒にお入りいただくことも、お子様だけで診察を受けることも可能です。お子様の意思を尊重しながら、安心して受診できる環境をご用意しています。
- 子どものみの受診は可能ですか?
- 16歳以上の方は、保護者の同伴なしでも受診可能です。16歳未満の方は診療内容に条件が異なりますので、事前にご相談ください。初回は保護者の方と一緒の来院をお勧めします。
- 予約は必要ですか?初診時の持ち物は?
- 予約制となっておりますので、お電話かWEBサイトからご予約ください。初診時は保険証、お薬手帳(お持ちの方)、月経記録(あれば)をお持ちください。
生理・月経について
- 生理痛がひどいときは、どの鎮痛剤を使えばよいですか?
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バファリン、イヴ、ロキソニンSなどの市販薬が効果的です。服用のタイミングは痛みが強くなる前、生理開始と同時か、軽い痛みを感じた段階がおすすめです。ただし、日常生活に支障をきたすほどの痛みの場合は、低用量ピルなどでの根本的な痛みのコントロールをご検討ください。
- 月経の調整は可能ですか?どのくらい前から相談すべきですか?
- ホルモン調整により月経時期の移動は可能です。修学旅行や受験、運動会などの重要な行事の3~6ヶ月前にはご相談ください。お子様の体質や状況に合わせた最適な方法をご提案します。
- タンポンはいつから使わせてもよいですか?
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生理が順調に来るようになり、経血量が安定してきたら使用可能です。正しい使用方法(清潔な手での挿入、8時間以内の交換、トイレに流さないなど)をお子様がしっかり理解できていることが重要です。はじめは、ご家庭でサポートしながら慣れていただくことをお勧めします。
中学生のピル服用
- 何歳から服用可能?
- 初潮から半年経過後。身長の伸びに影響する可能性があるため注意が必要です。
- 副作用は?
- 若い方は血栓症リスクが低く、年齢による特別な副作用の違いはありません。
- メリットは?
- 月経困難症改善、子宮内膜症予防、学校生活の質向上など。
予防と健康管理
- 子宮頸がん予防接種は安全ですか?何歳から受けられますか?
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科学的調査により安全性が確認されています。日本では公費接種対象は小学6年生から高校1年生相当の女子で、キャッチアップ接種も実施されています。接種のタイミングや詳細について、個別にご相談ください。
- 思春期の娘の体重管理や栄養について相談できますか?
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もちろん可能です。思春期は成長に必要な栄養摂取と健全な体型認識が重要です。極端なダイエットによる栄養不足は月経不順や骨密度低下の原因になることもあります。専門的なアドバイスをご提供しますので、お気軽にご相談ください。
親としての関わり方
- 娘には彼氏がいます。性行為の安全性をどう教えればよいですか?
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親子で性の話をすることは難しいものです。まず親御さん自身が正しい知識を持ち、恥ずかしがらずに話せる心構えが大切です。具体的な伝え方に悩まれる場合は、当クリニックのカウンセリングをご利用ください。必要に応じて、お子様と個別に話す機会も設けられます。
- 思春期の子どもとの接し方で気をつけるべきことはありますか?
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思春期のお子様は自立への葛藤の中にあります。一方的な説教よりも、まずは話を聴く姿勢を大切にしてください。プライバシーを尊重しつつも、健康面での変化には注意を払い、必要に応じて専門家への相談を躊躇わないことが重要です。親子関係についてのご相談も承っています。
その他のご質問やご不安な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。思春期の心と体の健康を総合的にサポートいたします。